北海道の老舗商社、札証物産(株)ほか1社が負債約61億円で民事再生法を申請 | 事業再生のリアル

北海道の老舗商社、札証物産(株)ほか1社が負債約61億円で民事再生法を申請

2026年03月23日

会社名 札証物産(株)ほか1社
公式HP https://sasshobussan.com/
再生方法 民事再生
申請日 2026年3月23日
負債額 (2社合計)約61億円
本社所在地 北海道
資本金 7000万円

札証物産株式会社(本社:北海道札幌市、資本金7,000万円)および関係会社の1社は、2026年3月23日付で札幌地方裁判所へ民事再生法の適用を申請しました。負債総額は2社合計で約61億円にのぼる見通しです。

札証物産(株)は、北海道を拠点に食品卸や資材販売、不動産事業など多角的なビジネスを展開してきた地元の有力商社です。長年にわたり地域経済を支える役割を担ってきましたが、近年は市場環境の激変に直面していました。

特に、原材料価格の世界的な高騰や物流コストの上昇が収益を圧迫。加えて、消費動向の変化に伴う競争激化により、主軸事業の採算性が悪化しました。不採算部門の整理やコスト削減に努めてきたものの、多額の有利子負債が財務を圧迫し、自力での資金繰り維持が困難となったため、法的手段による組織再編と再生を選択した格好です。

今回の民事再生法申請は、裁判所および監督委員の監督のもとで、事業を継続しながら財務構造を抜本的に改善することを目的としています。民事再生手続は、破産とは異なり、事業の維持・継続を前提とした手続きです。

札証物産(株)は今後、スポンサー企業の選定を迅速に進め、その支援を背景に事業の安定化を図る方針です。現在展開している各事業については、取引先や関係各所への影響を最小限に抑えるべく、継続して運営される見込みです。

今後は、不採算事業の徹底した見直しと、強みを持つ事業領域へのリソース集中を柱とした再生計画を策定します。過剰債務を整理し、スリム化された強固な財務基盤を構築することで、長年培ってきた地域ネットワークとブランドの再興を目指します。

道内屈指の負債規模となる今回の事案ですが、適切なスポンサー支援と構造改革を通じて、地域経済への貢献を継続できる体制を整えることが期待されています。

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