老舗和菓子メーカーの(株)千鳥屋本家ほか3社、約22.6億円の負債で民事再生法を申請 | 事業再生のリアル

老舗和菓子メーカーの(株)千鳥屋本家ほか3社、約22.6億円の負債で民事再生法を申請

2026年02月27日

会社名 (株)千鳥屋本家ほか3社
公式HP https://www.chidoriya.net/
再生方法 民事再生
申請日 2026年2月27日
負債額 (4社合計)約22億6800万円
本社所在地 福岡県
資本金 300万円

(株)千鳥屋本家ほか関連会社3社は、2026年2月27日付で福岡地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、同日付で保全処分および監督命令を受けました。負債総額は4社合計で約22億6,800万円にのぼるとされています。

(株)千鳥屋本家は、1630年(寛永7年)創業の歴史を持つ「千鳥屋」の系譜を継ぐ老舗和菓子メーカーです。福岡県飯塚市に本社を置き、「千鳥饅頭」や「チロリアン」などの代表銘菓で広く知られ、九州地方を中心に多店舗展開を行ってきました。長年にわたり贈答品や土産物として地域住民や観光客から親しまれてきましたが、近年は消費者の嗜好の多様化や、コロナ禍以降の外出自粛、さらには原材料費・エネルギー価格の高騰が収益を大きく圧迫。加えて、店舗展開に伴う借入金の負担が重くのしかかり、自力での資金繰りが限界に達したため、今回の法的措置を選択しました。

この度の民事再生法の申請は、裁判所の監督のもとで、伝統ある事業の継続と企業の再建を目的としています。民事再生法とは、再生の見込みがある企業が、現在の経営陣を維持しながら、債務の一部免除や支払い猶予を受け、事業を立て直すための法的手続きです。

(株)千鳥屋本家は、今後、この手続きを通じてスポンサー候補の選定と交渉を最優先で進める方針です。店舗の営業については、引き続き事業を継続しながら商品の提供を行い、顧客や取引先への影響を最小限に抑えることを目指します。また、再生計画のなかで、不採算店舗の整理やコスト構造の抜本的な改善を実施し、財務基盤の健全化を図ります。有力なスポンサーの支援を得ることで、歴史あるブランドと伝統の味を守り、企業信用の回復に努めるとしています。

今後は、裁判所から選任された監督委員の指導のもと、全従業員一丸となって再生計画の実現に尽力する方針です。

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