アパレルブランド「Ray Cassin」の経営を行う株式会社レイ・カズンに民事再生。債権者約200名に対し約31億円の負債金額を抱える

2023年10月31日

会社名 株式会社レイ・カズン
公式HP https://www.raycassin.jp/
再生方法 民事再生
申請日 2023年10月31日
負債額 31億円
本社所在地 東京都
資本金 5,000万円

株式会社レイ・カズン(東京都渋谷区千駄ヶ谷3-24-9)は、2023年10月31日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請。同日のうちに保全・監督命令を受けました。申請代理人は大宮立弁護士ほか5名。監督委員には三枝知央弁護士が選任されています。負債金額は債権者約200名に対し約31億円です。

同社は2012年6月に設立されたアパレルメーカーです。投資ファンドの出資を得て、前身企業よりアパレルブランド「Ray Cassin(レイ・カズン)」の経営を継承したものであり、一時期は東京・埼玉・大阪・福岡を中心に全国のアウトレットモールや商業施設に対して65店舗を展開していました。

さらに近年では「Ray Cassin」のほか、「frames RAY CASSIN(フレーム・レイ・カズン)」や「DOUBLE NAME」などのブランドを展開し、直近では42店舗を運営。2022年9月期には年間売上高約54億円を計上していました。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響にともない、アパレル市場は急速に悪化。同社もその影響を受け自主再建を断念し、民事再生法のもとで再建を図ることになりました。

今後については店舗の営業を継続していくほか、一部店舗については別会社の承継を予定しています。

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