「ガイア」の店舗名で全国チェーンのパチンコホールを展開していた株式会社ガイアに民事再生法を適用。パチンコホール経営業者として過去最大規模の倒産

2023年10月30日

会社名 株式会社ガイア
公式HP https://www.gaia-jp.com/
再生方法 民事再生
申請日 2023年10月30日
負債額 943億5500万円
本社所在地 東京都
資本金 5,000万円

株式会社ガイア(東京都中央区日本橋横山町7-18)は、2023年10月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日のうちに保全・監督命令を受けました。申請代理人は岡野真也弁護士ほか8名であり、監督委員には永沢徹弁護士が選任されています。

同社は、1984年9月に設立されたパチンコホール経営業者です。「ガイア」の店舗名で全国チェーンのパチンコホールを展開するほか、不動産賃貸・売買事業などを手がけており、2023年5月末現在でパチンコ事業94店舗を運営していました。

「ガイア」のほか、「メガガイア」「サイバーパチンコ」「アイオン」「ガイアネクスト」などの店舗名で出店しており、ピークとなる2006年5月期には年間売上高約5,853億500万円を計上していました。

しかし慢性的な業績不振と対外信用の低下があったほか、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下で臨時休業を迫られるなどがあり、2023年5月期の年間売上高は約1,895億4200万円にまで減少していたのです

このような状況下で資金負担が生じるなか、店舗売却などを行い収益改善に努めていましたが、電気代の高騰や新台の確保、関係会社に対する特別損失を計上したことで同期は大幅な赤字を計上。この間、金融債権者の協力を得て、自主再建を目指し私的整理を進めてきましたが、資金繰り悪化には歯止めがかからず、2023年10月31日に期限を迎える手形決済が困難となり、自主再建を断念することとなりました。そこで、民事再生法の手続きにより再建を目指すこととなったのです。

負債は株式会社ガイアが約943億5500万円、グループ会社と合わせた負債は約1,800億円にものぼり、パチンコホール経営業者として過去最大規模となりました。

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